◇AFCアジアカップ準決勝 カタール 3-2 イラン(日本時間8日、カタール)

開催国カタールと、日本を下したイランが対戦し、カタールが逆転勝利を収めました。

試合は前半4分、イランのロングスローから、サルダル・アズムン選手がゴールに背を向けながら放ったボレーシュートが決まり先制します。

それでも前半17分、カタールのアクラム・アフィフ選手がペナルティーエリア内でボールを持つと、ペナルティーアーク付近にいたジャッセム・ガベル選手にパス。これをガベル選手がダイレクトでシュートにつなげると、ボールは相手DFに当たって軌道が変わり、ゴールに吸い込まれました。

さらに前半43分、カタールのアフィフ選手がDF4人に囲まれながらゴールを決め、逆転に成功します。

すると前半アディショナルタイム1分、イランのサイード・エザトラヒ選手が放ったシュートが密集の中にいたカタールのアフメド・ファテヒ選手の左腕に当たったとして試合が止まります。VARの結果、PKを獲得したイランは、アリレザ・ジャハンバフシュ選手が決め、同点となりました。

後半37分、クロスをイランDFが頭でクリアすると、こぼれ球に反応したカタールのアブドゥルアジズ・ハティム選手が左足でシュート。これがアルモエズ・アリ選手の足元に収まり、難しい体制から右足を振り抜くと、値千金の勝ち越しゴールを決めました。

これが決勝点となり、カタールは3-2で勝利。決勝戦の対戦カードは、初優勝を目指すヨルダンと大会連覇を目指すカタールの中東対決となりました。