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代表屈指のダンカー・馬場雄大 ダンクの原点は「一番超えたい存在」父・敏春さんの教え

2022年8月12日 18:00
代表屈指のダンカー・馬場雄大 ダンクの原点は「一番超えたい存在」父・敏春さんの教え
東京五輪以来初の代表戦に挑む日本代表・馬場雄大選手(写真:AP/アフロ)
8月13日から格上・イランと対戦するバスケットボール男子日本代表。

東京五輪以来、トム・ホーバスヘッドコーチ率いる男子代表で初招集されたのが馬場雄大選手(26)です。

馬場選手は田臥勇太選手、八村塁選手、渡邊雄太選手に次ぐ4人目のNBA選手を目指しており、3年前からNBA下部のGリーグやオーストラリア・NBLなど海外リーグでプレーしています。

馬場選手は小学1年生の時にバスケを始め、地元・富山県の奥田中学校でプレー。2学年下には八村塁選手もいました。

そんな馬場選手のバスケの師匠は元日本代表でもある父・敏春さん。馬場選手にとって敏春さんは「一番超えたい、尊敬する存在」だといいます。

中学生時代から敏春さんが馬場選手に教え込んだプレーはダンクシュート。実は敏春さんは身長が2メートルもあったにもかかわらず、ダンクシュートを習得することができませんでした。その経験から馬場雄大選手にはダンクができるようになってほしいと強い思いを持っていました。

敏春さんは馬場選手に、バスケットボールより小さくて軽いバレーボールでダンクの練習をさせ“ボールが持てるサイズ感”と“ダンクをする感覚”を体に染みこませ、ダンクができる成功体験を経験させました。

すると馬場選手は2017年、アルバルク東京でBリーグデビューを飾ると、豪快なワンハンドダンクでプロ初得点を記録しました。

2017年から日本代表にも選出されている馬場選手には今でも忘れられないダンクがあるといいます。

それは2018年、地元・富山県で行われたワールドカップアジア地区予選・カザフスタン戦。相手選手にブロックされながら豪快にダンクをたたき込みました。

馬場選手は「ディフェンスがいたけど、飛び越えてしまえと思った。地元の応援の前で成長した姿を見せたい」という思いから決めたといいます。

このダンクは当時のアジア予選でのベストダンクにも選出されました。

日本代表の中でも屈指のダンカーとして活躍する今でも「父を超えることを目標にプレーしてきた。父からも常に全力で努めるように言われてきた。一日一日頑張れるのは父の教えがあったから。これからも上を目指してやっていきたい」と決意を新たにしています。

東京五輪以来の代表合流となる馬場選手、13日からのイラン戦でダンクシュートで得点するのか期待が集まります。

◇バスケットボール男子日本代表国際強化試合 日程

8月13日(土)vsイラン代表@宮城
8月14日(日)vsイラン代表@宮城

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