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「森下のホームランが大きかったですね」逆転勝利の阪神・岡田彰布監督 ドラ1ルーキーの価値ある一発に笑顔

2023年10月19日 10:45
プロ野球セ・リーグ クライマックスシリーズファイナルステージ第1戦 阪神4-1広島(18日、甲子園)

阪神はクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ初戦で広島に逆転勝利。岡田彰布監督は充実した表情をのぞかせました。

試合は両先発が3回無失点に抑える展開。阪神は4回に1点を先制されますが、直後の攻撃でドラフト1位ルーキー森下翔太選手のCS初アーチとなる一振り。指揮官は「1点先に取られたんですけど、すぐね、森下のホームランが大きかったですね」と笑みがこぼれました。

そして勝負の行方を左右したのは5回の攻防。

先発の村上頌樹投手はこの日3つ目の四球などで得点圏にランナーを背負いましたが、2点目のホームは踏ませず。6回1失点と粘りをみせました。岡田監督も「慎重になるのは当然だし、けっこう球数いってたんで、6回100球かなって感じでみてたんだけれど、1点取られた後追いついて、それからまたギア上がりましたね」と右腕をねぎらいます。

一方ピンチをしのいだ攻撃陣は直後の攻撃で1アウト1,3塁から村上投手自ら勝ち越しタイムリー。代打も考えられる場面でしたが、「いや、村上のバッティングいいので、ゲッツーだけは打つなと思ってたんですけれど、いいところ飛んだ」とニヤリ。続く近本光司選手にも2点タイムリーが飛び出し一挙3得点を挙げました。

この試合、広島はヒット4本で阪神は5本。そのうち3本5回に集めた攻撃に「まあ、集中力というか一番いいときにタイムリーが出たんですよね」と充実した表情をみせました。

これで1勝のアドバンテージも含めて19日の試合に勝利すれば日本シリーズへ王手。「あすは伊藤(将司)なので、またきょうの村上のピッチングみて発奮するんじゃないですか」と伊藤将司投手に期待を寄せました。
最終更新日:2023年10月19日 10:45