◇プロ野球セ・リーグ 広島6x―5阪神（6日、マツダスタジアム）

広島に原爆が投下されてから77年がたったこの日。『ピースナイター2022』と称し行われた試合で、秋山翔吾選手が移籍後初のサヨナラヒットを放ち、劇的勝利。オールスターをまたぐ連敗を7で止めました。

5-2の3点ビハインドで迎えた9回裏、マウンドには阪神守護神・岩崎優投手があがりました。先頭の小園海斗選手がレフトへのヒットで出塁すると、會澤翼選手も続きノーアウト1、2塁のチャンス。

続く9番・上本崇司選手のセカンドへの当たりは内野安打になると、さらに悪送球を誘い、2塁ランナーが生還、2点差まで詰め寄ります。

その後1アウト2、3塁となると、この日好守備を披露した菊池涼介選手の打席。ショートに転がった打球はイレギュラーし、2人のランナーが生還。運も味方につけ、同点に追いつきます。

なおも1アウト2塁とサヨナラのチャンス。押せ押せムードの中、打席へ向かったのは3番・秋山選手でした。真ん中に入ってきたスライダーを完璧に捉え、打球はライト前へ。広島にとって大切な日に、移籍後初のサヨナラ打を放ちました。

SNSでは「決めるべきところで回ってくるのが役者だな」「何としても勝ちたい8月6日に最高の勝利」「涙が止まらない」と、歓喜の声があふれています。