◇カーリング日本選手権 女子決勝 SC軽井沢クラブ5－4北海道銀行（4日、北海道・どうぎんカーリングスタジアム)

2次予選を首位通過で決勝に駒を進めた北海道銀行と、準決勝で中部電力を破り勝ち進んだSC軽井沢クラブの決勝。

第4エンドでは北海道銀行、そして第6エンドではSC軽井沢クラブが、ラストストーンでのドローショットに成功。お互いに安定したショットを見せ、リードを許さない展開。試合は3－3で8エンドに入ります。

そして第8エンドに北海道銀行が1点を勝ち越し、4－3とリード。そのまま迎えた第10エンド、互いのラストストーンで明暗が分かれます。先攻の北海道銀行はナンバーワンストーンを取れず、SC軽井沢クラブが2点を奪える逆転勝利の状況。このプレッシャーのかかるラストストーンでのドローショットをSC軽井沢クラブが決めて勝利。歓喜のSC軽井沢クラブと涙を流す北海道銀行。試合は最後の1投でひっくり返る激闘となりました。

今大会は3連覇がかかった優勝候補のロコ・ソラーレが2次予選で敗退するなど、各チームの実力が拮抗。その中で、最後で勝負強さを見せたSC軽井沢クラブが、初の王者に輝きました。

優勝したSC軽井沢クラブは、これで2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表候補の1つになることが決定。五輪選考で一歩リードする状況となっています。

【決勝スコア】
ＳＣ軽井沢　０１０００２０００２｜５　
北海道銀行　０００２１００１００｜４