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18歳・谷愛凌「人生で最も強烈な浮き沈みを経験した2週間。自分の人生が変わる」3つめメダル獲得

2022年2月18日 18:42
18歳・谷愛凌「人生で最も強烈な浮き沈みを経験した2週間。自分の人生が変わる」3つめメダル獲得
スキー・フリースタイル女子ハーフパイプで金メダルを獲得した谷愛凌選手 (写真:AFP/アフロ)
北京五輪・大会15日目(2月18日)、スキー・フリースタイル女子ハーフパイプ決勝

スキー・フリースタイル女子ハーフパイプ決勝に中国の18歳、谷愛凌(コク・アイリョウ)選手が出場し、金メダルを獲得しました。

谷選手はビッグエアの金メダルに続いて二冠を達成。スロープスタイルの銀メダルと合わせて、今大会3つのメダルを獲得しました。

谷選手はアメリカ人の父親と中国人の母親を持ち、モデルとしても活躍。競技では今季のW杯で6勝、初出場の北京五輪で2つの金メダルを獲得した実力者でありながら、名門スタンフォード大学への進学も決定しています。

谷選手は1回目、93.25点で首位につけます。2回目はルーティーンを変更し、さらに点数を上げて95.25点でそのまま1位。3回目の滑走前に金メダルが確定し、最後はエアに回転を入れずに“楽しんで”滑りました。

谷選手は「人生で最も強烈な浮き沈みを経験した2週間」と初めての五輪を振り返り、「ビッグエアで最後の16(1620の大技)の着地に成功した瞬間、自分の人生が今までとは同じではなくなると感じました」と喜びを語りました。

以下、谷愛凌選手のコメント

――男女を合わせても、冬期五輪で3つのメダルを獲得した初めてのスキー・フリースタイル選手となりました。どんな気持ちですか?この道のりはどんなものでしたか?

「人生で最も強烈な浮き沈みを経験した2週間でした。私の人生を永久に変えました。ビッグエアで最後の16(1620の大技)の着地に成功した瞬間、自分の人生が変わると感じました。その上に、もうひとつずつ銀・金メダルが獲得できるなんて、想像もしていませんでした。ここにいられて、とても光栄ですし、与えられたポップ活動(モデル業などを通してポップカルチャーでの活動)も本当に光栄です。そのおかげでメッセージを広めて、若い女の子たちに刺激を与えられています。それをこのスポーツへの情熱を通して行い、知らない人にもこのスポーツを広めたいです」

――1回目のランと2回目のランを考えたとき、自分に勝ちましたね。どんな気持ちですか?

「とても良い気持ちです。今日はとても風が強くて、練習の時、特にスピードに関して苦戦していました。1回目のランで成功して得点が出せたのは本当に良い気持ちでした。2回目のランは、キャシーの両側の10(1080)に刺激されてもっと頑張ろうと思いました。だから適切なウープ5をしたいと思いました。3回目のランは、本気のランの場合、あと少しでコーク10をやるところでした。でも張可欣選手が、私の直前に右の10で転倒したことで目が覚めました。リスクを取らなくてもいいと思いました。ビクトリーラップをしたことは人生で一度もありませんでした。だから五輪の最後の競技なので、ついに自分にその価値があると思いました。とても幸せです」

――ここでのあなたのランを表現するのに「スタイリッシュ」という言葉が使われています。自分のスタイルはどう表現しますか?

「ありがとう。『#スタイルオリンピック』という冗談を言っていました。この帽子のようにね。ところでこの帽子やばくない?スキーで大事なのは楽しむこと、個性、自分を表現して流れるような状態を探すことです。私はそれらをハーフパイプで見つけることができました。壁のリズムを感じたり、ユニークなグラブをやったり、いつもとは違う軸を試したり、スピンの方向を変えてみたりできます。それはとても楽しくて、このスポーツの本質だと思います。だからそれを見つけられたことをとても光栄だと感じています。私がスキーをしている時にそれが表れているとうれしいです」
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