◇プロ野球パ・リーグ　西武3-0日本ハム(11日、ベルーナドーム)

3連敗中の西武が日本ハムに完封勝利。先発の與座海人投手が5回4安打無失点で自身初の2桁勝利となる10勝目を挙げ、お立ち台では涙を見せました。

◇以下、與座投手のヒーローインタビュー

――初の2桁・10勝。今の率直な気持ちは？

「ふがいないピッチング続いてしまったので、今日勝てて非常にうれしいです」

――王手がかかってから3試合苦しみました。チームも連敗で迎えたマウンドでした。マウンドへはどんな思いで上がった？

「まず初心にかえって、1人1人バッターを打ち取っていくというところだけ意識してマウンドに上がりました」

――2回には中村剛也選手の先制の一発がありましたが？

「援護点をいただいて非常に勇気をもらいましたし、何よりその後も0点でつなげていけたので、ありがたいホームランでした」

――野手は守備でももり立ててくれましたが？

「復帰したばかりの金子(侑司)さんも愛斗も、他の野手のみなさんもいつも本当にたくさん走ってくれて、一つのアウトを必死につかまえてくれて、僕もそういう守備のおかげでここまで勝てていると思うので、いつも感謝しています」

――自身の投球は5回まで投げて4安打無失点。3試合苦しみましたけど、そこからの修正あるいは今日良かった点は？

「真っすぐでしっかり押せていけたというのと、(捕手の)森友哉としっかり組み立てながら、1人1人打ち取っていけたところが非常に良かったかなと思います」

――手術からスタートして苦しみを乗り越えてつかんだ5年目での初の2桁勝利。改めて與座投手にとって2桁勝利はどんなもの？

「そうですね僕自身…(涙をぬぐう)…本当にファンのみなさんの声援が力になっています。(球場から大きな拍手)はい、まだ終わりじゃないので、次に向けてしっかり全力でやっていきたいなと思います(大きな拍手)」

――ドラフト5位以下の選手が2桁・10勝を挙げたのはライオンズでは19年ぶり。チームの歴史に名を刻めました。ここからファンの期待も大きくなると思います。最後にファンにメッセージを。

「残り少ない試合数ですが、またチーム一丸となって優勝したいので、これからも熱い声援よろしくお願いします」