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「当初と扱いが変わってきている」プロ野球選手会が育成契約などの問題点を言及

2023年3月1日 15:46
「当初と扱いが変わってきている」プロ野球選手会が育成契約などの問題点を言及
日本野球機構(NPB)
NPB(日本野球機構)と日本プロ野球選手会の事務折衝が1日に開催され、育成契約やFA制度について議論が交わされました。

現在、支配下選手が故障などで育成として再契約されるケースが増えており、選手会の森忠仁事務局長は「当初の育成選手の扱いが変わってきている」と指摘。育成契約は将来を有望視される若い選手などに向けたものであることを改めて主張しました。

そして育成選手に関して、3年以内に支配下登録されなかった場合、当該選手は一度自由契約となり再契約が必要になるが、その際に他球団が獲得しにいくのが難しい環境になっていることも指摘しました。

「選手にとっては育成でも再契約は安心感があるが、自由契約であるので他球団は取りに行くことができる。取りたい選手がいるなら取れるようにすることは考えたい」

またFA制度については権利取得に必要な登録日数が、野手と投手で「不公平がある」と説明。先発投手は登板後に一度抹消されるケースがあり、1軍登録日数を稼ぎにくいという現状に触れ「一度先発したら何日か稼げるようにとか、要望書を出すようにしている」と話しています。
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