"GK専門サッカースクール"全国大会出場の指導者が熊本から日本代表候補を育成
今回取材した「熊本ゴールキーパースクール」は熊本県内最大級のゴールキーパー専門のサッカースクールです。熊本県内の4会場で活動していて、対象は小学1年生から中学3年生まで。熊本北校以外は週に1回練習を行っています。代表の山澤さんは大津高校サッカー部出身のゴールキーパーで全国大会出場経験もある指導者。なぜゴールキーパーに特化したんでしょうか?
■熊本ゴールキーパースクール・山澤侑希代表
「熊本Kスクールを立ち上げたのが4年前。チームに所属するキーパーコーチが少ない現状で、その中でキーパーが育つ環境を作りたいとGKスクールを立ち上げました」
山澤さんは熊本から一人でも多くの世代別の日本代表選手、さらにプロで活躍できるゴールキーパーを育てることを目標に活動しています。
■山澤侑希代表
「今、各県に1つずつキーパースクールは増えては来ているんですけど全国的には珍しいかなと思います。指導者は主に大学生だったり、チームに所属しているキーパーコーチの方に来てもらって指導をしてもらっています」
「熊本ゴールキーパースクール」に入る約7割は初心者。スクールでは初心者でも楽しく成長できる環境作りに取り組んでいます
5月5日。嘉島町の熊本県フットボールセンターCOSMOSで行われたイベント「熊本ゴールキーパークリニック」もその1つ。スクール生以外の選手も参加できるトレーニングイベントで、経験者はもちろん初心者ゴールキーパーも参加しました。
■参加者
「学校のクラブにはキーパーのコーチがいなかったのでこっちに来ました。キャッチの仕方や動き方を学びたい」
今回のトレーニングイベントに参加したのは、24人のゴールキーパー。
トレーニングは、90分。基礎練習から始まり、応用練習、実戦形式と徐々にレベルを上げていきます。そんなトレーニングで大事にしているのはお互いに声をかけあう事。
トレーニングテーマは「ブレイクアウェイ」と呼ばれる1対1の対応。ドリブルなどに対してシュートを打たれる前に体ごと飛び込んでボールを奪うプレーです。
ゴールキーパー専門だから、ここだからこそ体験できる特有の技術や戦術を選手が納得するまで丁寧に教える事ができます。グラウンドの周りで練習を見守る保護者の声を聞いてみました。
■保護者
「うちの子どももサッカーチームに所属しているが、このスクールの指導者の方は特に熱い。子供に伝えたいという情熱を感じる」
「キーパーとしての技術的なところはもちろんだが、マナー・礼儀・挨拶というメンタル面も指導してもらえているので、家庭での行動も変わってきているので、感謝している」
自分にあった技術や知識を1つだけでも持ち帰って欲しいという思いで毎回行っているトレーニングですが、今回参加した子ども達は、何を習得できたんでしょうか?
■参加者
「フロントダイビングというのをやったが、聞いたこともないようなやつで、初めて知ったというのもありますけど、やり方お覚えてさらに上達したと思う」
■山澤侑希代表
「一番は人間性の部分を意識していて、イチサッカー選手として社会で活躍してという選手もいると思うので、挨拶、礼儀、マナーを一番強く意識しています。最終目標は初心者から日本代表を輩出することです」
スクールではホームページからの申し込みで無料体験も受け付けています。