パリ五輪 柔道男子81キロ級で長崎市出身の永瀬 貴規選手が、この階級では史上初となる連覇を達成しました。

前回の東京大会で金メダルを獲得した永瀬 貴規選手。

外国人選手の層が厚く「鬼門」と言われる男子81キロ級ですが、粘り強い柔道で決勝へとコマを進めます。

30日は、母校の長崎日大高校でパブリックビューイングが行われ、柔道部の後輩や保護者ら約80人が見守りました。

決勝の相手は世界選手権3連覇を果たしたジョージア代表の選手。

開始1分50秒、「谷落とし」で技ありを奪うとその後も果敢に組み手で攻め続け…

81キロ級では前人未到のオリンピック連覇です。

（永瀬 貴規選手）
「まだ信じきれていないですけど、ここまでやってきたことは間違いではなかった。勝てない時期が続き、つらい日々でしたが、周りの人に支えられてここまで来られたので、本当に感謝したい」

高校時代の恩師、松本 太一 監督も大舞台での活躍を称えました。

（柔道部　松本 太一監督）
「めっちゃ強かったじゃないですか。レベルの高い中で優勝したのはすごいなって」

（長崎日大柔道部員）
「全部 投げ技で勝っていてカッコよかったです」

（長崎日大柔道部員）
「完璧な試合運びで優勝したので、本当にすごいなと思った。自分たちも永瀬さんみたいに強くなれたらいい」

リオデジャネイロと東京に続いて、3大会連続でメダル獲得を果たした永瀬選手。

（永瀬 貴規選手）
「オリンピックという舞台を 2回勝ち抜くことができたのは、本当に幸せなことだと思います。きょう一日、自分を信じて戦うことができました。きょうの自分は120点だったと思います」

日本時間の来月3日には、団体戦が行われます。