【らぶスポ】青森県勢35年ぶり!新体操で全国に挑む16歳の素顔 柳澤愛結理選手
RABがお届けするスポーツコーナー「らぶスポ」今回は新体操で県勢35年ぶりの全国大会出場を決めた高校1年の女子選手です。
去年11月に行われた東北高校新体操選抜大会。
演技をしているのは柴田学園高校1年の柳澤愛結理選手です。
フープとリボンの2種目で争われたこの大会でいずれもトップに立ち、個人総合優勝を果たしました。
1枠しかない全国大会出場の切符をつかんだ柳澤選手。
県勢では35年ぶりの快挙です。
★柳澤愛結理さん
「見ている人に自分の伝えたい演技とか表現をしっかり伝えることができたら、自分でも踊っていて楽しいし点数にもつながってくるので、そこが新体操をやっていて楽しいところです。」
弘前市の柴田学園高等学校は2019年に男女共学になった際、スポーツ特待生の制度を強化するなどスポーツの名門として知られています。
1年生の柳澤愛結理さんは未来の新体操界を担う期待の星です。
お昼は健康を気遣うお母さんの愛情たっぷりのお弁当。
★柳澤愛結理さん
「あんまり栄養が偏らないように、いつもお母さんに作ってもらっています。卵焼きが好きで卵焼きの具も毎日かぶらないように作ってくれています
(Q・きょうは?)昆布とチーズです」
★友達
「小学校から一緒です なんでかいいるよね
(Q・小学校のころから変わったところ、変わらないところは?)小学校の時はもうちょっと子どもっぽかったんですけど、高校生になって考えとかも大人で すごく謙虚です」
放課後はクラブチームの練習へ。
まずはストレッチや体幹トレーニングなどをおよそ1時間みっちり行います。
3月に行われる全国大会は東北大会のフープとリボンのほかに、クラブとボールが加わり4種目で争われます。
★SRG春藤新体操クラブ 春藤るみ代表
「なんかさ最初に回りたいの?回ってからジャンプすると勢いが無くなっちゃう。跳んでから回ったら?全然迫力がないじゃん」
柳澤選手はできるまで何度も何度も繰り返し練習します。
★SRG春藤新体操クラブ 春藤るみ代表
「タンタンタンそうそう。あとはいいんじゃない」
★SRG春藤新体操クラブ 春藤るみ代表
「体型的にもさほど恵まれているわけではないですが、また器用でもなくそこを努力をして必ず乗り越えようという意思が誰よりも強いので、一生懸命人一倍努力していると思います」
自宅を訪ねると部屋にはたくさんのトロフィーや賞状が。
★柳澤愛結理さん
「いつでも新体操と一緒に過ごしているって感じがして それもモチベーションを上げる一つになっています」
そしてこんなものも。
★柳澤愛結理さん
「自分で起きる時間とか 準備し始める時間とか決めて 一日がむだにならないようにします」
新体操に打ち込む柳澤選手ですが、クラブでは自分の練習だけでなく年下の子どもたちに積極的にアドバイスをしています。
自分がこれまで受けてきたサポートを感謝の気持ちを乗せて周りのみんなに返したい。
そういう気持ちなのです。
★柳澤愛結理さん
「いつも送迎してくれる両親とかおいしいごはんを作ってくれる母とか指導してくださる先生とか、見えないところでも見えているとこでもたくさんサポートがあって、自分がこうして新体操をできているので感謝しかないです」
4種目を演じる全国大会は来月、香川県で開催されます。
★柳澤愛結理さん
「まずは全国選抜で自分のベストの演技をすることが目標で、2026年の青森国スポで今まで携わってくれた人たちへの感謝の気持ちを込めて感謝を表現できるような演技がしたいです」
東北の頂点に立った柳澤選手の挑戦はまだ始まったばかり。
全国の舞台でさらなる輝きを見せてくれることでしょう。