卓球のパリ五輪選考会を兼ねた全農CUP大阪大会が26日まで大阪市で行われ、平野美宇選手（山梨県中央市出身、木下グループ）は女子シングルス6位となりました。

平野選手は25日の準々決勝で長崎美柚選手に0-4で敗れ、5-8位決定戦に回ると、ライバル伊藤美誠選手との直接対決に。五輪代表争い2番手につける平野選手が第1ゲームを奪うと、第2ゲームも強烈なスマッシュなどで9連続ポイント。3番手の伊藤選手に対し、4-0のストレート勝利を収めました。

ライバル対決に勝利し、平野選手は「（代表選考は）ここからが勝負だと思っている。もちろん（パリ五輪へ）行きたいが、試合中はあまり考えすぎずに戦い抜きたい」と話しました。

しかし、26日の5-6位決定戦で大藤沙月選手に3-4で敗れ、6位に。伊藤選手は7位となり、両選手の代表選考ポイントの差は大会前から10点開き、34.5点になりました。

代表選考は2024年1月の全日本選手権が終了した時点で上位2人がシングルス代表に確定。全日本選手権の獲得ポイントは1位が120点、2位が100点、3-4位が80点、5-8位が50点などとなっています。年内の国際大会で中国のトップ3に勝利した場合もボーナスポイントが入ります。

平野選手は東京五輪でシングルス代表入りを逃しましたが、団体で五輪初出場。銀メダルを獲得しています。