J2甲府 ACL次節で首位通過確定も 監督「最後の出力はわれわれの方が」山梨県
甲府は前節のホーム淅江戦は4対1の大勝を飾るなど、ACL初挑戦ながら海外の強豪相手に互角以上の戦いを繰り広げています。
ここまでの成績は2勝1分け1敗で、勝ち点7。2試合を残し、グループ首位に立ちます。2位メルボルンは勝ち点で並び、順位決定の次の条件となる第1節の直接対決もドローに。さらに次の条件となる得失点差も並びますが、総得点数で甲府が上回ります。3位ブリーラム・ユナイテッド(タイ)も勝ち点差わずか1で、三つどもえの混戦です。
【グループH】
1位 甲府
勝ち点 7 得失点差 +2(総得点5)
2位 メルボルン
勝ち点 7 得失点差 +2(総得点4)
3位 ブリーラム
勝ち点 6 得失点差 +1
4位 浙江
勝ち点 3 得失点差 -5
ただ、29日に行われる次節の結果次第で、甲府は1試合を残し、無条件でグループステージを突破できる首位が確定します。甲府が勝ち、さらに2時間遅れてキックオフされる試合で、ブリーラムが浙江FC(中国)に敗れた場合です。
甲府(1位)-メルボルン(2位)
国立競技場 午後7時キックオフ
浙江(4位)-ブリーラム(3位)
中国 日本時間午後9時キックオフ
甲府が勝つと勝ち点は10に到達。ブリーラムが浙江に敗れると、ブリーラムも浙江も勝ち点は6となり、最終節で勝ったとしても甲府を上回れません。
メルボルンは甲府に敗れると勝ち点7にとどまり、最終節で勝利しても勝ち点は10に。甲府が最終節で敗れると勝ち点で並ぶものの、当該クラブの直接対決は甲府の1勝1分けとなっているため、甲府を上回れません。
首位通過をつかむことができる重要な一戦を前に、甲府は25日、オンラインで取材に応じ、意気込みを語りました。
篠田善之監督
「最後の出力はわれわれの方が上がるというイメージを持っているので、慎重になりすぎずにゲームを進めていきたい。接戦になると思うが、ものにできたらいい」
井上詩音選手
「しっかりゴール前で体を張るところやコミュニケーションを取る部分が自分の強み。その強みを生かせれば相手のストロングポイントを消せると思うし、絶対に勝てる。今回必ず勝って来年につなげたいと強く思う」
甲府はACLホームゲーム2戦2勝。メルボルンは国内リーグで5試合を戦い、わずか1勝。下位に沈んでいるだけに、甲府としては次節もサポーターの大声援を背に勝ち点3を手にしたいところです。