全国各地での鳥インフルエンザ発生を受け 県が養鶏農家に消毒用の消石灰を無料配布
全国各地で鳥インフルエンザが発生していることを受け、福井県は30日、養鶏農家を対象に消毒用の消石灰の無料配布を始めました。
坂井市三国町の県畜産試験場では、養鶏場周辺の消毒に使う消石灰の無料配布が始まり、各地の養鶏農家が早速受け取りに来ました。
北海道や千葉、それに新潟で高病原性鳥インフルエンザが相次いで発生していることを受けたもので、養鶏場の敷地周辺にまいて、感染源とされる渡り鳥のふんや、車のタイヤに付着した病原菌を、鶏舎の中に持ち込まないようにします。
養鶏農家
「大事なニワトリの命を守るために、消石灰をまいて、徹底して消毒していきたい」
消石灰の無料配布は、県の畜産試験場のほか、農業試験場や嶺南牧場でも行われ、あわせておよそ20トンの配布が予定されています。