小学校で重さ1.4キロのコンクリートの天井が落下 ケガ人なし 去年の緊急点検で異常は見つからず 北九州市
北九州市門司区の小学校で16日、重さ1.4キロの渡り廊下の天井の一部が落下しているのが見つかりました。児童や職員にケガはありませんでした。
北九州市教育委員会によりますと、16日午前7時50分ごろ、北九州市門司区の松ケ江南小学校で、出勤した教員が、校舎3階にある渡り廊下の天井の一部がはがれ、床に落下しているのを見つけました。
落下したのは、重さ1.4キロ、縦8センチ、横45センチのコンクリート片です。当時、周辺に児童や職員はおらず、ケガ人はいませんでした。
前日に見回りをした際になかったということです。落下の原因は調査中だとしています。
これを受け、この小学校では渡り廊下を閉鎖し、専門の業者が建物全体の外壁の点検と応急処置をしたということです。
北九州市では去年、老朽化した公共施設の外壁などが落下する事故が相次ぎました。そのため、2402か所の公共施設の外壁を緊急点検しましたが、この小学校で異常は見つかっていませんでした。
この小学校の校舎は1969年に完成して50年以上がたっています。