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「熊本でできることを」石川で炊き出しボランティア 今も支援続ける飲食店オーナー

2024年3月1日 19:04
「熊本でできることを」石川で炊き出しボランティア 今も支援続ける飲食店オーナー
能登半島地震の発生から3月1日で2か月です。多くの場所で断水し、今も1万1000人以上が避難生活を送っています。その石川のためにと支援を続ける熊本の男性を取材しました。

菊陽町にある飲食店、ビストロ海真丸。牛深産の新鮮な魚を使ったイタリアンが自慢の店です。

慣れた手つきで料理をつくるのは、オーナーの濵﨑真さんです。

今年1月、能登半島地震の被災地、石川県に濵﨑さんの姿がありました。
■濵﨑真さん
「熊本からの恩返しカレーです」

自治体の委託を受け、能登町にある避難所で炊き出しのボランティアを始めました。
■濵﨑真さん
「皆さん、温かい料理に笑顔でありがとうって言われたのを見て、多くの笑顔を一日でも早く増やしていきたいなという思いでやっています」

熊本に戻った今も、石川を応援する想いは変わっていません。2月29日、従業員が準備をしていたのは…。
■従業員
「きょうのおすすめ料理を書いています。ヒラメグリルというのがあるが、その売り上げは全部能登半島の支援に使わせていただく」

おすすめ料理の売り上げ全てを被災地に寄付するといいます。他にも、普段取り扱いの無かった石川県産の日本酒の仕入れも始めました。
■濵﨑真さん
「現地に行くのも一つですし、材料で支援するのも一つの方法だと思う。何でもできると思うので、できる限りのことをやっていきたい」

■客
「実際に募金するとかもあると思うが、それとは違う形で、地震が起きた場所に貢献できるというのはいいことだと思う」
「微力ながらも、ちりも積もれば山となる。色んな形で協力していけると思った」

■濵﨑真さん
「熊本に帰ってきて、まだまだできることはいっぱいあるんだと思う。日常の当たり前が奇跡だと教わったので」

能登半島地震から2か月。遠く離れた被災地のために熊本からできること。それは石川を忘れず、息の長い支援を続けていくこと。濵﨑さんはそう信じています。