「危機的状況」相次ぐ熊本市電トラブルを市長が謝罪 士気低下で安全意識欠如と指摘
■熊本市 大西一史市長
「市電利用の皆様、市民におわびします。申し訳ありませんでした」
大西市長は、6月21日にイベント電車「ビアガー電」の試験走行でドアが開いたインシデントなど、今年に入り9件のトラブルが起きていることを謝罪しました。
■熊本市 大西一史市長
「非常事態ととらえている。危機的。それだけ深刻な状況だと思っています」
トラブルが続く理由について大西市長は、市電が赤字で厳しい運営を続けたために現場の士気が下がり、安全意識の欠如につながっている状況も指摘しました。そして、市電を減便した上で交通局の全職員に緊急の指導を行ったとして、安定した体制を作りたいとしました。
また、大西市長と木村知事は12日、それぞれの記者会見で熊本都市圏の渋滞解消に向けたトップ会談を7月18日に行うと発表しました。国土交通省によりますと、熊本市の主要な渋滞か所は、東京・大阪・名古屋を除く全国の政令指定都市の中で最も多くなっています。
木村知事は熊本市との会談後、関係する市町村とのトップ会談を行いたいとしています。