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県議会が県警の前首席監察官を参考人招致へ  “捜査中止”当時の経緯について質疑か 枕崎署員の盗撮事件

2024年11月26日 18:49
県議会が県警の前首席監察官を参考人招致へ  “捜査中止”当時の経緯について質疑か 枕崎署員の盗撮事件

 県警の一連の不祥事のひとつ、枕崎署の元警察官による盗撮事件の捜査が2日間中止されたことに関して県議会が前の首席監察官を参考人招致する方針であることがわかりました。前の首席監察官は当時の野川本部長と枕崎署長との連絡を担っていて、当時のやりとりについて質疑が交わされる見通しです。

 枕崎署の元警察官によるトイレの盗撮事件を巡っては、前の首席監察官が当時の野川本部長からの指示を枕崎署長に連絡しましたが、「客観的証拠がないから捜査は中止するように」と間違った認識で伝わり、2023年の12月23日と24日の2日間、捜査が中止されました。このうち12月23日にも元警察官は盗撮していたことがわかっています。

 捜査が2日間中止されたことについてただすため、県議会は来月の総務警察委員会に前の首席監察官だった現在の鹿児島中央警察署長を参考人招致する方針です。具体的な招致の日程はまだ決まっていませんが前の首席監察官は、出席する予定だということです。

 この事件を巡り前の生活安全部長は、「県警職員の犯罪行為を野川本部長が隠ぺいしようとしたことがどうしても許せなかった」と主張。県警は、捜査中止と署に伝わった当時、署内から「捜査を中止して、隠ぺいにならないのか」という意見があったことを明らかにしています。

最終更新日:2024年11月26日 19:29