「川中島合戦」壮大に再現 上杉まつりメインイベントに多くの人 武田信玄役には空手家・角田信朗さん 山形・米沢市
山形県米沢市で開催されている上杉まつりは最終日の3日、メインイベントの「川中島合戦」が繰り広げられました。会場には多くの人が詰めかけ、壮大に再現された戦国時代の名場面を堪能しました。
昭和41年・1966年から現在の形になった上杉まつりは、昔から「城下のまつり」とも呼ばれ、長年、市民に親しまれています。
最終日のメインイベントが「川中島合戦」の再現です。
「川中島合戦」は越後の智将・上杉謙信と甲斐の猛将・武田信玄が相まみえた戦国時代最大の死闘と言われた戦い。
例年、武田信玄役には市の職員などが選ばれていましたが、ことしは初めて、著名人が抜擢されました。
登場したのは…空手家でタレントとしても活躍する角田信朗さんです。
角田さんは2011年から米沢市の「おしょうしな観光大使」を務めていて、今回、市からのオファーで出演が実現しました。
武田信玄役 空手家・角田信朗さん「よくよく見てみると、武田信玄、角田信朗、2文字しか違わないので、前世は非常に近い所にいたのではと勝手に思っている。どのような形であれ、僕にとって第2の故郷である米沢(の上杉まつり)にこうして参加でき非常にうれしく思う」
三太刀七太刀「信玄、この正義の鉄槌を受けてみよ」
一般応募の市民らおよそ750人とともに、甲冑武者に扮し、刀を振るいながら激しい戦いを演じました。最後は、両軍入り乱れての総力戦に。会場の熱も最高潮に達しました。
訪れた人「これを見るために来た。迫力がありました」
訪れた人「母:息子が上杉謙信が大好きなので」「息子:かっこいい」「娘:けっこうリアルだった。銃の所とか」
米沢上杉まつりの実行委員会によりますと、ことしのまつりには5日間でおよそ17万人が訪れたということです。