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甲府 ACL決勝T進出へ最終決戦 篠田監督「待ち遠しい」山梨県

2023年12月8日 18:57
甲府 ACL決勝T進出へ最終決戦 篠田監督「待ち遠しい」山梨県
競り合う鳥海芳樹選手(左)と宮崎純真選手
サッカーのヴァンフォーレ甲府は7日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ最終節を前に、韮崎市で調整に励みました。J2勢初の決勝トーナメント進出を果たすべく、チーム一丸で敵地での勝利を目指します。

「決勝トーナメントに進むという目標もあるが、今季最後の試合になるので、全員で勝って喜びを分かち合いたい」とDF関口正大主将。8日に来季の続投が発表された篠田善之監督は「(最終節が)待ち遠しい。選手たちもモチベーション高くトレーニングに入ってくれている。難しい試合になるのは間違いないので、慎重さと大胆さを表現できるようにしたい」と自信をのぞかせます。

甲府はここまで2勝2分け1敗とし、勝ち点8。グループH首位ですが、2位のメルボルン・シティ(オーストラリア)とは勝ち点も得失点差も並び、総得点の差もわずか1。さらに3位以下とも勝ち点差2の大混戦です。

甲府は最終節のブリーラム・ユナイテッド(タイ)戦に勝てば、無条件で決勝トーナメントに進めるグループ1位確定に大きく近づきます。ただ、より確実に1位をキープするためには、できるだけ多くのゴールが必要となり、最終節ではより攻撃的な姿勢が求められます。

篠田監督も「今度のビッグゲームに対して自分たちがアグレッシブに戦えるか(が重要)。それをサポーターの皆さんも期待しているし、『すべて出し切る、あきらめずに出し切る』ということを全力でやりたい」と話します。

重要な一戦で、とりわけゴールに期待が期待されるのが、直近5試合で4得点中のMF鳥海芳樹選手。前節のメルボルン戦でも、屈強なDFを相手に競り勝ち、ゴールを挙げています。

鳥海選手は「自信を持ってプレーできているし、迷いなく足を振り抜いたり、プレーを選択できたりしているのが(好調の)一番の要因。前半から飛ばして得点に絡み、勝利に貢献したい」と決意。関口主将は「今季は本当に多くのファン・サポーターに来ていただいた。決勝トーナメントに進むことが選手としての恩返し」とJ2勢初の快挙を誓います。

運命のブリーラム戦は、当初の予定より30分早まり、12日午後6時30分(日本時間)にキックオフ。メルボルン-浙江FC(中国)も同じ時間に変更されました。

メルボルン(2位)-浙江(4位)
オーストラリア 日本時間午後6時30分キックオフ

ブリーラム(3位)-甲府(1位)
タイ 日本時間午後6時30分キックオフ

山梨放送