牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーホールディングスは、今年度の営業利益が当初予想していた８０億円の黒字から１７億円の赤字に転落する見通しだと発表した。

　ゼンショーホールディングスが展開する牛丼チェーン「すき家」は人員不足に伴い先月から約６割にあたる１１６７店舗で深夜営業を休止していた。こうした営業休止による売り上げ減少に加え、牛肉を中心とした食材の高騰も響いたことからゼンショーホールディングスは今年度の業績見通しを下向きに修正した。

　今年度の営業利益は当初の８０億円の黒字から９８億円減少となる１７億円の赤字に転落。最終利益も当初の１３億の赤字から７５億の赤字に大幅に下方修正している。

　また、年間の配当予想も「無配」とした。これに伴いゼンショーホールディングスは小川社長の報酬を月額３０％カットするなど、役員報酬の減額も決めている。