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フィギュア女子 北京五輪出場枠3獲得

2021年3月27日 21:23
フィギュア女子 北京五輪出場枠3獲得

フィギュアスケートの世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)。女子フリースケーティングが現地時間26日に行われました。

ショートプログラム(SP)6位でフリーに臨んだ坂本花織選手は、冒頭のダブルアクセルを決めますが、続く3回転フリップ、3回転トーループの連続ジャンプでは最初のジャンプの着氷でオーバーターンとなります。それでも加点される後半のジャンプではミスなく終え137.42点。合計207.80点で日本勢最高の6位で大会を終えました。

一方、2位でスタートの紀平梨花選手は、前半トリプルアクセルで転倒。後半に入り2つの連続ジャンプを決めますが、最後の3回転ルッツでも回転不足と判定されます。「調整不足だった」と3つのジャンプで回転不足となるなど、126.62点。合計205.70点で7位と悔しい結果になりました。

来年の北京五輪の国・地域別出場枠が決まる今大会。上位2選手の合計順位が「13」以内なら最大「3」の出場枠を獲得できます。

日本勢は、表彰台は逃したものの、坂本選手が6位、紀平選手が7位と、上位2人の合計順位が「13」となり、ギリギリながら、出場枠は最大となる3枠を獲得しました。

日本女子は2006年のトリノ五輪から3大会連続で出場枠「3」を確保してきました。しかし、前回の平昌五輪の出場枠をかけた2017年の世界選手権では3枠獲得条件を満たせず2枠のみ。五輪2大会ぶりの出場枠「3」を手に、2010年バンクーバー大会の浅田真央選手以来となる表彰台を目指します。

■女子成績
1位 A・シェルバコワ  (ロシア) 233.17
2位 E・トゥクタミシェワ(ロシア) 220.46
3位 A・トゥルソワ   (ロシア) 217.20
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6位  坂本花織 207.80
7位  紀平梨花 205.70
19位 宮原知子 172.30

写真:アフロ