『アイスクリーム万博』 懐かしさを感じさせるアイスが全国から集結 トレンドは「昭和レトロ」
あいぱくは、2015年に原宿で開催されて以降、全国各地で開催されてきたアイスクリームの祭典。累計来場者数360万人(主催者発表)を誇る大規模アイスクリームイベントです。今回は、様々な種類を楽しめるように“専門性”のあるお店が集まっているといいます。
例えば静岡市の『焼き芋専門 oimo&coco.』は、焼き芋を使用したミルクジェラート(画像右/650円)を販売。ジェラート作り歴30年の職人が手掛けています。
茨城・ひたちなか市のコーヒー専門店『サザコーヒー』は、徳川将軍の慶喜が欧米公使をもてなしたというコーヒーを再現した、深煎りコーヒーを使った『将軍ソフト』(画像左/600円)を提供。
また、50品種以上の桃を育てる畑から、その時一番旬で採れたての品種を使っている山梨市の『桃農家カフェ ラ・ペスカ』は、自家製桃コンポートの上に桃ジェラートと杏仁ジェラートを乗せた『桃だるま』(画像中/900円 数量限定・有料座席からのみオーダー可能)などを販売しています。
■アイス評論家に聞く“昨今のトレンド”
さらに、会場での注目アイスを聞いてみると「『くりーむ堂』の『みかんボンボン』はお祭り感があり、夜の屋台で食べるようなおいしさと懐かしさを感じる」と、トレンドでもある“レトロ感”があるということです。
■写真撮影を楽しむ人も ビジュアルが人気
午前11時に開場されると『くりーむ堂』の前には、みるみると長蛇の列が。実際に『みかんボンボン』を食べている来場者に話を聞くと「このアイスを食べたくて来た」という人が多数。「かわいい」「オレンジの発色が良くて、すごくおいしそうだなと思って」といった、ビジュアルにひかれて食べている人が多く見受けられました。
また、複数のアイスを囲んでいた親子は「コロナ禍はこういうイベントに来ようと思えなかったから、久しぶりに家族でお出かけです。昨日の夜、ここは絶対食べようってお店を調べてから来て、お父さんが並んでいる間に、私と娘は2店舗行きました。お土産も買って帰って、夜も楽しみます」と、家族の連携プレーで多くのアイスを楽しんでいました。