“通勤服が足りない”出勤再開で悩み…1万5000円で「1週間コーデ」提案も
コロナ禍のリモート勤務から、出勤再開が進み、働く人に“通勤服が足りない”という悩みが生じています。低価格ブランド「ジーユー」は1週間分の通勤服を1万5000円でコーディネートするキャンペーンを開始しました。新たな取り組みを取材しました。
◇
新型コロナウイルスの感染拡大から3年目、働く人に話を聞きました。
会社員(26)
「テレワークが多かったので、会社に行く服がなくて」
会社員(20代)
「服装ちゃんとしなきゃなって。朝、時間とられるようになった」
リモートワークから、会社への出勤再開となったことで、「通勤服」の悩みが出てきたということです。
◇
そこで、低価格ブランド「ジーユー」が始めたのは、月曜日から金曜日までの1週間の通勤コーディネートを1万5000円以下で提案するというものです。
ジーユーのマーケティング担当は、同じボトムでもトップスのコーデによって華やかな印象、シックな印象に変わると説明しました。ポイントは安く、着回しがしやすい服だといいます。
実はアンケートによると、1か月で服にかける金額はコロナ前の1万2291円比べ、半分以下の5882円に減少しました。
しかし、リモートワークから、再び出社での勤務に戻ったため、「お金はかけたくないが、通勤服が足りない」事態が生まれているというのです。
◇
さらに、洋服のサブスクリプションサービスを行う「Brista」では、スーツの長期貸し出しを来月1日から始めます。新型コロナで控えられていた出張を再開した会社が増えたことで、需要が高まったためだといいます。
通勤服について、働く人は次のように話しました。
ほぼ毎日出社する会社員(26)
「(服足りなくて)今年の夏は、服を少し買い足しました。選ぶのがめんどくさくなってくるので、なるべく服を選ぶ時間減らしたい」
5月から出社した会社員(20代)
「仕事のやつはそんなお金かけたくない。安いのがいいな」
一方で、会社で”変化”があったと話す人もいました。
今年から出社した会社員(25)
「コロナ期間中に、どんなのでもオッケーだよって変わった。(オフィスカジュアルだったのが)今はジーンズとか、割と何でもオッケー。(在宅勤務によって)多分、仕事と服って関係ないんじゃないか」
新型コロナにより、働き方やファッションが変化する中、新たな取り組みも広がっていきそうです。
(8月29日放送『news zero』より)