買収提案“条件満たせば協議に応じる”セブン&アイHD、カナダのコンビニ大手に再回答
セブン&アイ・ホールディングスに買収提案を行っているカナダのコンビニ大手は、引き続き買収の実現に注力すると表明しました。
カナダのコンビニ大手による買収提案をめぐっては、セブン&アイは先週、企業価値を「著しく過小評価している」などと指摘し、取締役会全会一致で、セブンにとって「最善の利益となる提案ではない」と判断したという書簡を送っています。
カナダのコンビニ大手はこれに応酬し、「統合による相乗効果を考えれば、セブン&アイが友好的な協議を拒否したことは残念だ」と表明しました。一方で、買収資金には自信があり、資金のことは交渉しない理由にならないとしています。
この声明を受け、セブン&アイは、買収提案側がセブンの企業価値を十分に認識し、アメリカでの独占禁止法上の問題などを払拭する提案を示せば、「真摯な協議に応じる用意がある」とコメントしています。