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“卵ロス”広がる…鳥インフルで価格高騰 大手ファミレスが卵使うメニュー「一部販売休止」 ラーメン店「おふ」変更

2023年2月16日 21:04
“卵ロス”広がる…鳥インフルで価格高騰 大手ファミレスが卵使うメニュー「一部販売休止」 ラーメン店「おふ」変更

鳥インフルエンザ感染拡大の影響で、卵の価格が高騰しています。大手ファミレスチェーンでは、卵を使用した一部メニューを16日から販売休止としました。あるラーメン店では、トッピングの煮卵を「おふ」に変更して価格を変えないなど、卵不足を工夫で乗り切ろうとしています。

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“卵ロス”について、街の人からはさまざまな声が聞かれました。

男性
「卵好きで、きょうそうだけど、トッピングで目玉焼きとか頼む方なので、さみしいですね」

男性
「(卵が)なくなったら、なくなったで、ちょっとさみしいですね」

女性
「えー! 卵ですか。悲しいかもしれない」

ファミリーレストラン「ガスト」と「バーミヤン」を運営する企業では、16日から卵を使用する「パンケーキ」「天津飯」などあわせて約10品の販売を当面の間、休止しました。

中華料理を食べに来た男性
「天津飯は食べようと思ったんだけど、販売中止? 休止? 何、食べようかなって思って…」

男性はスマホで撮影した「野菜炒め定食」の写真を見せてくれました。

男性
「(食べたのは)野菜炒め定食です。卵、入ってなかったです。(卵が)ないとわかると、余計に食べたいですね」

これまでにないほど卵の価格が高騰する中、他にもうどんチェーン「丸亀製麺」、中華料理チェーン「日高屋」も一部商品の販売休止を発表しました。大手チェーン店では、“卵料理休止のお知らせ”が相次いでいます。その理由の1つが、過去最悪の感染が広がる「鳥インフルエンザ」です。供給量が減少し、全国的な卵不足の状況に陥りました。

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卵不足の影響は、学生の“おなか”にも及んでいます。佐賀大学の食堂を運営する「佐賀大学生活協同組合」では、半熟卵を使用したメニューを今月3日から一時休止することを決めました。人気商品だったということもあり、学生はショックを受けているということです。

佐賀大学生活協同組合 専務理事・影井俊雄さん
「休止の張り紙を見て、『あー、もう出なくなるんだ。ショック。食べたかったのに』という感じで(学生から)言われていますよね。卵…食材がうちの営業に影響するのは、初めてだと思います」

「親子丼」などの卵メニューにはまだ影響はないといいますが、今後の状況によって販売できなくなると懸念しています。

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卵不足を工夫で乗り切ろうとしている飲食店もあります。東京・調布市の「麺匠いしかわや」の「八王子中華そば」は、しょうゆベースのスープに生のタマネギ、チャーシューがのっています。今月から卵の仕入れが止まり、メンマの隣に添える食材を、従来の煮卵から「おふ」に具材を変更しました。

麺匠いしかわや 富岡優允店長
「おふにトッピングを変更させていただくことで、ラーメンの価格をそのままにして、提供させていただいております」

この店では9割のラーメンに卵を使用していて、価格を変えないためにも決断したといいます。“おふ入りラーメン”を食べたお客さんは「いいんじゃないですか。今、卵高いからね」と話していました。

他のお客さんは「結構、スープの味とかが染みこんでいるので、おいしかったです」と話す一方で、「さみしいですね。ラーメンにやっぱり煮卵ほしいなと思いますね」と“卵のないラーメン”に複雑な思いも聞かれました。

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家庭や飲食店に広がる“卵ロス”の影響は、今後も続きそうです。