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「すき家」労働環境改善を 第三者委報告書

2014年8月1日 1:56
「すき家」労働環境改善を 第三者委報告書

 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーホールディングスの労働環境を調査していた第三者委員会は、深夜の1人体制での勤務の解消などを求める報告書を公表した。

 「すき家」では従業員が不足し、長時間の連続した勤務や深夜の1人体制での勤務が常態化していて、一時、最大167店舗が閉店に追い込まれていた。

 第三者委員会の報告書は、一部の社員が月500時間以上の勤務や48時間連続で勤務した例を指摘し、長時間労働の絶対的な禁止や深夜の1人体制での勤務の解消を求めた。

 これをうけてゼンショーホールディングスの小川社長は、労務管理体制の強化に取り組む考えを示したが、深夜の1人勤務体制の解消については、具体的な時期を明言せず、店舗数の削減も否定した。