経産省 電力大手10社に指導 再エネ事業者に関するシステムへの不正アクセス相次いだ問題で
電力大手で、経済産業省が管理する再生可能エネルギーの発電事業者に関するシステムへの不正アクセスが相次いだ問題で、経産省は17日、電力大手10社に対し指導を行いました。
経産省は、このシステムにアクセスするためのアカウントを電力各社の送配電子会社に付与していますが、そのアカウントを同じ電力グループの小売り会社の一部の社員が使い、発電事業者の個人情報や出力状況などを不正に閲覧していました。
経産省は17日、10社に対し、内部統制の抜本的強化策を検討し実施すること、発生原因の調査と対応策を公表すること、来月12日までに措置の内容を報告すること、を求めました。
また経産省も、外部の有識者による検討会を開き、システムの運用見直しに向けた検討を始めました。