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TPP閣僚協議 最終的なチャンス~甘利氏

2015年4月19日 15:21
TPP閣僚協議 最終的なチャンス~甘利氏

 TPP(=環太平洋経済連携協定)をめぐり甘利経済再生担当相は19日夜、アメリカのフロマン通商代表と閣僚協議を行う。

 甘利大臣とアメリカのフロマン通商代表は19日夜から2日間、TPPをめぐる閣僚級の交渉を行う。甘利大臣は19日朝、日本テレビなどの取材に対し、「間合いをつめる一番最終的な大きなチャンスだと思っている。そこで、この機会を最大限に活用していきたい」と述べた。

 交渉関係者によると、TPP交渉をめぐってはアメリカ側が主食用のコメとしてアメリカ産のコメの輸入枠を17.5万トン増やすよう要求する一方、日本側は5万トンでも厳しいとしており両国の間には開きがある。また、日本製の自動車部品の関税についても即時撤廃を要求する日本側に対し、アメリカ側は態度を明確にしていないという。

 19日から2日間行われる交渉で、どこまで間合いがつめられるかが焦点となっている。