韓国を提訴 農水相「やむを得ないと判断」
韓国が日本産の農林水産物の輸入を規制している問題で、農林水産省や外務省は、韓国をWTO(=世界貿易機関)に提訴した。
韓国は、福島県や宮城県など8県すべての水産物や一部の食品の輸入を禁止しているが、日本は科学的な根拠に基づかない不当な差別であるとして、今年5月、韓国をWTOに提訴する手続きを始めた。
その後、日本と韓国で協議が行われ、日本側は改めて規制の早期撤廃を求めたが、韓国はWTO協定に基づく正当な措置であると主張し、議論は平行線に終わっていた。
林農水相「WTOの処理の手続きに入っていくことが、やむを得ないと判断いたしまして、そういうことを通じて早期撤廃、働きかけていこうと」
審議は来月から始まり、早ければ1年程度で韓国が輸入を緩和すべきか、結論が出される見込み。