自然災害で保険金支払い大幅増 損保3社
損害保険会社グループ大手3社が今年4月から9月までの連結決算をそろって発表した。3社とも自然災害により発生した保険金が大幅に増えた。
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの今年4月から9月までの純利益は、前年比21.6%減の860億円だった。夏場の台風被害など自然災害で発生した保険金が460億円増え、減益となった。
また、東京海上ホールディングスの純利益は、前年比40.1%減の856億円だった。こちらも自然災害で発生した保険金が502億円増えた結果、通期の業績予想を下方修正した。
一方、SOMPOホールディングスの純利益は、85.1%増えて285億円だった。発生した保険金は428億円増えたが、前の年に計上していた特別損失が今年はなくなったため増益となった。
自然災害により発生した保険金は、3社合計で約1400億円にのぼり、業績を圧迫した格好。