ダウ115ドル高 原油上昇で株価押し上げ
21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油価格の上昇などから石油関連株などが買われ、ダウ平均株価は約116ドル値を上げて取引を終えた。
21日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前の日の終値から115ドル94セント値を上げ、1万5882ドル68セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は0.37ポイント上げて4472.06だった。
この日はニューヨーク商業取引所の原油先物相場が、一時は1バレル30ドルを超えるまで上昇し、29ドル53セントで取引を終えた。アメリカ国内の原油の在庫に対する懸念が和らいだため。これによって石油関連株も上昇しダウ平均株価を押し上げた。
またヨーロッパ中央銀行が追加金融緩和に踏み切るとの観測が広がり、ヨーロッパ市場の株価が軒並み上昇したことも投資家心理を改善させた。
しかし市場関係者は「原油の供給過剰が解消されたわけでなく、株価が底を打ったと言える状況ではない」と話している。