NYダウ208ドル安 原油相場反落
週末に大雪に見舞われたアメリカ・ニューヨークで、週明け25日の株式市場は、原油先物相場の下落を受け、ダウ平均株価は先週末比208ドル29セント安の1万5885ドル22セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は72.69ポイント下げて4518.49だった。
週末の大雪の影響で、一部の投資家から25日の取引が中止になるのではとの声も出ていたニューヨーク株式市場だが、予定通りに開かれ、原油価格が市場のポイントとなった。先週、一時上昇したニューヨーク商業取引所の原油先物相場が反落。「大寒波が到来する」ことで高まると予想された石油の需要が、予想以上に伸びなかったことがその1つの要因だという。結果、石油関連株が幅広く売られ、株価全体を押し下げた。
また、今週はFRB(=アメリカ連邦準備制度理事会)の会議が開かれる。追加利上げの時期などについて市場は注目しており、取引は「様子見ムード」が広がった。