NY株222ドル高 リスク回避一服で続伸
16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場はアジアやロンドンなどの市場が続伸した影響や、先週発表された経済指標が予想より良かったことでアメリカ経済への懸念が弱まり、ダウ平均株価は先週末比222ドル57セント高の1万6196ドル41セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は98.44ポイント上げて4435.96だった。
前日が祝日で休場だったニューヨーク市場では、日本をはじめとするアジアやロンドンなどの市場が続伸したことを受け、買いが先行する展開となった。
さらに12日に発表された小売売上高が市場の予想より良かったことから、アメリカ経済に対する懸念がいったん後退したことも市場を後押しした。
一方で16日は、サウジアラビアやロシアなど産油4か国が会合を持ったが、減産への合意は見送られ、原油価格は再び下落に転じている。
市場関係者は「積極的な買い材料はなく、原油価格下落の影響がどのように出るか注目したい」と話している。