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買収受け入れは…シャープ取締役会始まる

2016年2月24日 15:19
買収受け入れは…シャープ取締役会始まる

 経営再建中のシャープは24日、台湾のホンハイ精密工業による買収を受け入れるかどうかについて、取締役会を開き、協議している。シャープの東京支社前から井口明生記者が中継。

 シャープの取締役会は午後2時から行われているものとみられ、経営再建に向けた協議が最終局面を迎えている。

 社員は「もう任せるしかないですね」「ステークホルダー(利害関係者)の方々にとって一番いい選択がされるというふうに期待している」と語った。

 最大の焦点は、高橋社長ら取締役がホンハイによる支援決定に踏み切れるかどうか。台湾のホンハイからは、約6500億円という巨額の出資が提案されている。

 一方、政府系ファンドの産業革新機構も3000億円の出資を含む支援案を提示しているが、取締役会は、ホンハイの再建案を軸に協議しているものとみられる。

 しかしホンハイは、過去にシャープへの出資合意を翻したことから、高橋社長らシャープにはホンハイへの根強い不信感もある。関係者からは、採決は、25日の取締役会に持ち越されるとの見方も出ている。