三菱ＵＦＪ信託銀行がアメリカの大手資産管理会社を買収することがわかった。

　三菱ＵＦＪ信託銀行が約２００億円で買収するのは、アメリカの大手資産管理会社「ライデックス・ファンド・サービシズ」。この買収で、三菱ＵＦＪ信託の資産管理残高は３９兆円程度となり、資産管理を手がける総合金融機関の中で世界６位となる。

　金融市場では今、世界的な低金利の上、株価や為替の変動も激しいため、資産の「運用」で利益を得るのが難しい環境となっている。そのため、顧客の資産の評価をしたり報告書を作ったりする「資産管理業務」は、利益は比較的小さくても安定的に「手数料収入」が稼げることから、今回の買収に至ったもの。日本の銀行がアメリカの大手資産管理会社を買収するのは初めて。