ＪＲ九州が２５日、東証１部に上場した。

　ＪＲ九州は午前９時に東証１部で取引を開始し、初値は３１００円と公募価格の２６００円を大きく上回った。初値ベースの時価総額は４９６０億円で、今年の上場案件としてはＬＩＮＥに次ぐ大きさとなった。

　ＪＲ九州は本業の鉄道事業で赤字が続いていたが駅ビルやマンションの不動産事業などで経営の多角化を進めてきた。また、豪華列車「ななつ星ｉｎ九州」など鉄道でもサービスを強化し、今期は鉄道事業で初の黒字を見込んでいる。

　ＪＲ九州は「上場で、より機動的な経営を行いたい」と話している。