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トリンプ 男性目線のブランド戦略とは 4

2016年11月10日 14:15
トリンプ 男性目線のブランド戦略とは 4

 大手下着メーカーの「トリンプ・インターナショナル・ジャパン」ブランドマーケティング部の横尾祐介マネージャーに聞く「飛躍のアルゴリズム」。最後のキーワードは「想いを持って飛びこめ!」。横尾氏が語る“飛躍のアルゴリズム”とは――


■仮説をもって現場へ

――これはどのような意味でしょう。

 この特に飛び込めというところはですね、今もちょっと話してきましたけども、ターゲットが女性であるのであれば、そのターゲットの女性の声を聞いたり、ウェブを見たり、実際にその方々がやっていることを試してみたりということで、自分自身がその中に入ってしまえということです。

 会社で机に座っているだけではなかなかできませんから、自分の足を使いながらそれをやってみるというのがひとつです。ただ、これをやるときになんとなくやってても、男性ではわからない“女性ならではの違和感”を感じ取れなかったりするので、「まず想いを持って」ということを加えています。それは、「僕はこういうふうに考えるんだけど」とか「こういうふうにもっと女性を快適にしたいんだけど」ということを考えながらその場に入っていくと、「ここの部分はちょっと仮説と違ったかも」とか「もっとこういう風にしたほうがいいかも」っていう気づくきっかけになると思うんですね。

 なので、なんとなく飛び込むだけじゃなくて。きちんと考えを持って現場のところに飛び込んでいって、そこでどういう刺激を受けながら自分がどう考えるのかっていうのを楽しみながらやっていくと、より成功へのチャンスっていうのが、自分の中でも見えてくるんじゃないかなと思っています。

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