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年収上限は?配偶者控除見直し2案軸に調整

2016年11月17日 0:12
年収上限は?配偶者控除見直し2案軸に調整

 配偶者控除の見直しについて、政府・与党が、パートで働く妻などの年収の上限を、現在の103万円から130万円か150万円に引き上げる案を軸に調整していることがわかった。

 対象の世帯が増えることで国の税収が減るのを避けるため、夫側の年収にも上限を設け、130万円の案では夫の年収1320万円、150万円の案では年収1120万円を上限とする方針。

 こうした中、経団連も会員企業に対して、専業主婦の妻を持つ社員などへの「配偶者手当」を縮小・廃止することを促す検討をしていることがわかった。配偶者手当を縮小する分を子育て世代などへの手当にまわすべきなどの案が出ている。