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メキシコへの進出 日本の経済界から慎重論

2017年1月6日 21:22
メキシコへの進出 日本の経済界から慎重論

 アメリカのトランプ次期大統領がメキシコに工場の建設を予定しているトヨタ自動車を名指しで批判したことを受け、日本の経済界からは、新たなメキシコへの進出は「やめたほうが良い」との慎重論が出された。

 経済同友会・小林喜光代表幹事「(Q:企業の新たなメキシコ進出について)そこはちょっと止めておいたほうが良いでしょうな。アメリカについては全然問題ないと思うけど、メキシコに今からわざわざ行くのを勧めるのはリスクはあるでしょう」

 経済同友会の小林表幹事は、トヨタがアメリカで生み出している雇用を考えれば新工場建設計画の撤回を表明する必要はないとしながらも、日本企業が新たにメキシコに進出することについては「リスクがある」と述べ、当面、慎重にすべきだとの考えを示した。

 また、トランプ氏が、アメリカ第一主義の姿勢を醸し出すのは、
戦略的な面もあり、徐々に修正されていく、と楽観的な見方も示した。