全日空は篠辺修社長が退任し、後任にＡＮＡホールディングスの平子裕志取締役執行役員が就任する人事を発表した。

　ＡＮＡホールディングス傘下の全日空は１６日午後、都内で会見を開き、篠辺修社長（６４）が今年の３月をもって退任し、後任にＡＮＡホールディングスの平子裕志取締役執行役員（５９）が４月１日付で社長に就任する人事を発表した。篠辺修社長は４月１日付でＡＮＡホールディングスの取締役副会長に就任する。

　平子次期社長は航空券の販売管理や企画など多くの分野に携わってきたほか、海外経験も豊富だという。全日空は世代交代による会社の若返りを進め、国際線事業などで収益力の強化を図る。