日米貿易交渉 事務レベル協議で論点の整理
日本とアメリカの貿易交渉を巡り21日、ワシントンで事務レベル協議が開かれ、今月末に予定されている日米首脳会談に向け、論点の整理を行った。
貿易を巡る協議には、日本からは事務方トップの梅本首席交渉官ら、アメリカからは通商代表部のゲリッシュ次席代表らが出席した。協議は約3時間行われ、9000に及ぶ品目の関税率や貿易量などについて事実関係の確認作業を行った。
貿易交渉では自動車や農産品の関税引き下げが焦点だが、今回、お互いの主張に大きな開きがあることが確認されたという。
貿易交渉は今週末にも閣僚級に格上げされて行われるが、その後、予定されている日米首脳会談で、トランプ大統領が厳しい要求をしてくることも予想される。