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サンマ漁獲枠導入で初めて合意 国際会議

2019年7月19日 1:41
サンマ漁獲枠導入で初めて合意 国際会議

不漁が続いているサンマの資源管理をめぐり、東京で開かれていた国際会議が閉幕し、サンマをとる上限である漁獲枠を導入することで初めて合意した。

サンマ漁をめぐっては、日本はこれまでも漁獲枠の導入を提案してきたが、「科学的根拠がない」などと中国が反対し合意できていなかった。

今回、中国は難色を示していたが、漁獲枠を設定すべきとするほかの国の意見に押され、最終的に賛成に転じ、初めて漁獲枠の導入で一致した。

漁獲枠は、来年の漁期で、日本、中国、台湾など8つの国と地域の合計で55万6000トンあまりで、過去の漁獲実績より大幅に多くなっている。

日本側は「不満はあるが、合意しないと物事が進まない」と、まずは合意を優先した形で、再来年以降は漁獲枠を減らしていきたい考え。