東芝新会社 ビッグデータをビジネスに活用
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東芝は製品やシステムを通じて得られるビッグデータをビジネスに活用する新会社を設立した。
新会社「東芝データ」は、東芝が手がける駅の改札や店のレジ、医療機関や会社のシステムなどの製品を通じて得られる膨大な情報を分析し、ビッグデータとして活用する。東芝ではすでに流通分野で事業化を進めていて、レジを通じて蓄積された購買履歴などのレシート情報から消費者一人ひとりに合ったクーポン配信などを行っているという。
東芝は2015年に発覚した不正会計やアメリカの原発子会社の巨額損失問題などで経営危機に陥り、経営再建のため、稼ぎ頭だった半導体メモリー事業などを売却した。そのため、新たな収益源として、東芝では既存の製造業とデジタル技術を融合させる「サイバー・フィジカル技術」を次の成長の柱と位置づけていて、新会社をその中核にしたい考え。