消費者態度指数が大幅悪化 過去最低水準に
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、消費者の心理をあらわす指数が大幅に悪化、過去最低の水準となりました。
内閣府が6日に発表した3月の消費動向調査によりますと、今後、半年間の消費者の心理をあらわす「消費者態度指数」が前の月から7.4ポイント下落、過去最大の下げ幅となり、30.9となりました。
現在の調査方法になった2013年4月以降、最低の水準で、調査方法を変える前と比較するとリーマンショック後の2009年3月以来の低い水準です。
これは、「雇用環境」や「暮らし向き」「収入の増え方」など、すべての指標が大幅に悪化したことによるものです。
内閣府は消費者心理の判断を「足踏みがみられる」から「悪化している」に下方修正しました。判断の引き下げは2か月連続です。