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農水省 ブリ類など養殖業強化の重要品目に

2020年7月15日 2:09
農水省 ブリ類など養殖業強化の重要品目に

農林水産省は、将来的に、国内外で需要の拡大が見込まれるブリ類やマダイなどを、養殖業を強化するための重要品目とする戦略を発表しました。

農水省が発表したのは、世界的に市場が拡大している養殖業の振興に特化した「養殖業成長産業化総合戦略」で、2030年に向けて生産や輸出を強化する養殖品目を定めました。

海外向けについては、国内で生産量が多いブリ類やマダイについてさらに輸出を拡大していくとし、2030年の輸出額の目標を、2018年と比べてブリ類を10倍の1600億円、マダイを120倍の600億円にするとしています。

このほか、国内向けには、現在、ノルウェーなどからの輸入が多いサケ・マス類を、国内産に切り替え、生産量も倍にしたいとしています。

今後は、この戦略に基づき、ニーズのある品目や質、量などの情報を把握した「マーケットイン型」の養殖業に転換させていきたいとしています。