三菱自動車 益子修前会長(71)が死去
三菱自動車の益子修前会長が今月27日、心不全で亡くなりました。カルロスゴーン日産元会長の逮捕後、三菱自動車、日産、ルノーのアライアンスの立て直しに努めました。
三菱自動車の益子前会長は三菱商事出身で、2005年に経営再建中の三菱自動車の社長に就任し、改革の陣頭指揮を執りました。
2018年に逮捕されたカルロスゴーン日産元会長とは、2016年の燃費不正問題を共に乗り越えたという思いがあったことなどから、記者団にコメントを求められた際に、声を詰まらせる場面もありました。
その後、幅広い人脈と経営手腕で、三菱自動車、日産、ルノー、3社連合の混乱をおさめることに努め、グループの正常化をはかりました。
益子氏は、およそ16年にわたり三菱自動車の経営トップを務めてきましたが、今月7日に健康上の理由で会長職を退いていました。71歳でした。