コロナで人気“糖質ゼロ”ビールに新参入
「外で飲めないから」「運動不足でカロリーが気になるので」など、コロナによる巣ごもりで健康志向が高まり、「糖質ゼロ」のビールは半年で1億本が売れるほどの人気です。24日、サントリーが新商品を発表。先行するキリンとの競争が激しくなりそうです。
■半年で“1億本”市場 新参入
有働由美子キャスター
「仕事が終わって家で一杯という時に、最近は糖質ゼロという方もいると思うのですが、この半年で1億本近く売れる勢いということです。新たなメーカーの参入もあります」
24日、サントリーが発表したのは、4月発売となる糖質ゼロビールの新商品です。
サントリービール マーケティング本部長・和田龍夫さん
「世の中がコロナによって健康志向がどんどん高まってきて、ちゃんと体にもいい、(おいしさと)両方持ったものがスタンダードになっています」
糖質ゼロのビールは去年10月に国内で初めて発売した「キリンビール」の製品があり、来月には販売数累計1億本を突破する見込みです。
■問い合わせ増…酒店で“特設コーナー”
24日、千葉県柏市の酒店を訪ねました。入り口前には、糖質オフ・糖質ゼロのビールや発泡酒などが、何段にも積まれていました。客から糖質オフやゼロの商品について問い合わせが多くなったことをきっかけに、去年10月に大きな特設コーナーも作りました。
箱買いする人の姿もありました。
――糖質オフは気にしていますか?
糖質ゼロの発泡酒を購入した客「すごく気になりますね。外に行かない分、あまり動かないし、カロリーとかも気になるので、気を遣っています」
■コロナで「外行けず」…需要増
糖質ゼロのビールを手にした男性は、「外に飲みに行けないので、家で飲むのであれば、こういうもの(糖質ゼロ)」と話しました。家に帰るとさっそく、買ってきた糖質ゼロのビールを冷蔵庫で冷やしていました。
今後、糖質ゼロのビールをめぐり、各社で競争が激しくなりそうです。
(2月24日『news zero』より)