ネット銀行で国内最大級「楽天銀行」が東証に上場 初値は1856円
楽天グループ傘下の「楽天銀行」が21日、東京証券取引所に株式を上場しました。
楽天グループ傘下でネット銀行大手の楽天銀行は21日、東京証券取引所で最上位の「プライム市場」に上場しました。楽天銀行は、ネット銀行として国内最大級の1300万を超える口座数を持ち、預金残高は8兆8000億円を超えています。初値は1856円で、公開価格の1400円を上回りました。
楽天銀行・永井啓之社長「企業価値の向上を加速させる意味で上場を申請させていただきました」
楽天銀行は今回の上場で、成長戦略を実現するための資本の調達や、認知度の向上を目指します。
楽天グループの去年1年間のグループ決算は、携帯電話事業で通信網整備などへの先行投資がかさみ、過去最大の赤字でした。楽天グループは子会社の上場について、「財務基盤の強化を図る目的もある」としています。