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神奈川県内で初 豚熱に感染した豚見つかる

2021年7月8日 22:24
神奈川県内で初 豚熱に感染した豚見つかる

神奈川県内では初めて、感染すると発熱や皮膚の変色などが起こるCSF(=豚熱)に感染した豚が見つかりました。

感染した豚が見つかったのは、神奈川県相模原市の養豚場です。神奈川県は去年1月までに県内全ての養豚場でCSFのワクチン接種を完了し、これまで感染は見つかっていませんでした。

今回感染が見つかった豚は、ワクチンを接種できる月齢になる前の子豚で、接種を行っている養豚場であっても接種前の子豚が感染するケースが他県でも複数見られ問題となっています。

そのため、農林水産省はワクチンをまだ打っていない子豚について、「抗体をもつ母親の母乳を飲まなくなり、接種するまでの期間に感染のリスクが高まる」とし、離乳した直後の豚が集まる豚舎では、よりいっそうの衛生管理を行うよう求めています。

農水省は、対策本部を設置し9日から感染経路などについて調査を始めます。